2022.09.19

全体の7割が工業用!?あまり知られていない塩の用途とは

全体の7割が工業用!?あまり知られていない塩の用途とは

オーストラリア 塩工業用 塩

皆さんは「塩」と聞いて、最初に思い浮かぶのはどんなイメージでしょうか。キッチンにある料理用のお塩や、テーブルに置いてある食卓塩などでしょうか。あるいは、漬物や醤油に使われる味付け用としての塩を思い浮かべる人も多いかもしれません。これら毎日の食事に欠かせない塩ですが、実は石鹸やビニール製品などの原料としても使われているのをご存知でしょうか?
国内で使われている1年間の塩の量は全体で800万トン超。そのうちの75%程にあたる600万トン超が日用品の原料、いわゆる工業用として使われており、意外にも食用の塩よりずっと多いことがわかります。工業用、食用としても盛んに用いられるオーストラリア産の天日塩について、身近な用途から知られざる意外な使い道まで、その幅広い活用シーンについて迫っていきます。

日用品の原料として活用されている天日塩

「工業用に使われる塩」。これだけを聞いても、具体的にどんなものかイメージがつきにくいかもしれません。ですが、「身近にある生活用品の多くは、元をたどると実は塩から作られている」と知ったら、その印象も大きく変わるでしょう。先ほど紹介した石けんやビニール製品に加え、パルプ、漂白剤や殺菌剤、ガラスの原料など。スーパーやホームセンターでもよく見かけるなじみ深いこれらの製品は、業務用の塩を原料として作られています。
このような原料として使われる業務用の塩は、オーストラリアをはじめ、ほとんどが海外から輸入された天日塩です。塩と言えば普段口にする食用としてのイメージが強いですが、実は私たちの身近にあるさまざまな日用品の原料としても役立っていたのです。

工業用 塩の用途 石けん

こんなところにも?天日塩の意外な使われ方

冬に雪が降った際、道路にきらきらした結晶がまかれているのを目にしたことはありませんか?実はこれも業務用の天日塩で、「凍結防止剤」または「道路融雪剤」という名前で呼ばれています。決してガラスが落ちているわけではありません。
どうして、塩が雪の降り積もった道路に散布されるのでしょうか。これには、塩が持つ凝固点の低さが関係しています。塩が雪に混ざると塩水となりますが、塩の凝固点はおよそマイナス20度。つまりマイナス20度以下にならないと、原理上再び凍ることはありません。天日塩からできた道路融雪剤は、その性質を利用して、厳冬地域で道路が凍結することを防ぐ役割を果たしています。シャークベイソルトが全国の道路の安全を守ってくれているとは驚きですね。

工業用 塩の用途 融雪剤

この他にも、天日塩は意外なところで活用されています。それが「皮なめし用の塩」としての使い道です。かばんや財布の材料である「革」は、動物から剥いだ皮をなめして作られるのですが、塩には、皮を腐りにくくする効果があることから、皮なめしの作業に欠かせません。天日塩の中でも、シャークベイソルトは水分含有量が適度で、苦汁成分も含まれていることから動物の皮に染み込みやすいとの話もあります。また粒の大きさも作業に都合が良いとのことで、職人の方から高い評価を得ています。

天日塩は工業用としても大事な役割を担っている

これまでご紹介したとおり、実に多くの日用品の原料となり、ときには凍結防止剤となり、皮のなめし用としても活躍しているシャークベイの天日塩。もともと日本における塩の自給率は10%と低く、国内産だけではまかなえていませんでした。しかし先に述べたとおり、国内での日用品製造において、塩は欠かすことのできない原料。そこで日本との距離も近く、製塩に適した温暖な環境であるオーストラリアでつくられた天日塩が重宝されるようになったのです。
繰り返しになりますが、国内で消費される塩の75%程が日用品の原料としての用途。一般的な食塩のイメージとはかけ離れていますが、塩は工業用として人々の生活に必要なあらゆるものの原料になっており、今や無くては困るもの、と言ってよいでしょう。石鹸での手洗い時に、また降雪後の道路で融雪剤を見かけたときに、ふと思い出してみてください。シャークベイ天日塩が、きっと身近に感じられるはずです。

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